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こんにちは。
今回は、業務用エアコンの点検についてです。
皆さんは、業務用エアコンに、定期点検が義務付けられていることはご存じでしょうか?
これは、「フロン排出抑制法」で決められています。
点検を義務付けられているのは、第一種特定製品(※1)に該当する業務用エアコン、冷凍・冷蔵機器を使用している全ての事業者(店舗・病院・工場など)。
業務用エアコンの法令点検は、管理者が実施することと定められています。
(※1)第一種特定製品:冷媒としてフロン類(代替フロンを含む)が充てんされている
業務用エアコン、冷凍・冷蔵機器全般
例)店舗・オフィスエアコン、業務用マルチエアコン(ビル用マルチ)、設備・工場用エアコン、大型冷凍機(ターボ・スクリュー・チリングユニット)、自動販売機、冷蔵ショーケース、製氷機など
(※2)対象機器の管理者の定義は、機器の所有や管理の形態によって異なりますが、原則は機器を所有して管理している方が管理者となります。
点検は、大きく分けて2種類あり、1.簡易点検と2.定期点検となります。
1.簡易点検は、3か月に1度の実施が義務付けられています。
対象機器は、全ての第一種特定製品となります。
点検内容は、目視や聴音などから機器の運転状況を確認となり、記録する事が義務付けられています。
実施は、ユーザーご自身か、専門業者に依頼して実施する形となります。
2.定期点検は、3年に1度の実施が義務付けられています。
対象は、圧縮機出力7.5kw以上の機器となります。
点検内容は、目視・聴音に加え、運転データの測定(ガス圧力の測定、電流電圧の測定、温度の測定など)
となります。
実施は、有資格者のみとなります。
なお、点検の未実施や記録の不備などは、令和2年より罰則の対象となっていますので、
一度ご使用の機器の点検状況について確認いただければと思います。
弊社では、このような法定の点検にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
省エネの観点として、機械やフィルターの汚れにより機器が無理をして動くと無駄にエネルギーを使います。
また、機器の故障の原因になります。機械の不具合の早期発見、予防にも点検は有効な手段となりますので、
一度点検をご検討いただければと思います。
☆なお、エアコンの点検や洗浄は、中間期(エアコンをあまり動かさない時期)がおすすめです。
(暑い時期や寒い時期のエアコンを使いたいときに、点検で不具合が見つかると修理やエアコンの入れ替えで使えなくなるからです)
今日の情報は、下記のダイキン工業ホームページで詳しく記載しておりますので、ぜひご参照ください。
ダイキンお役立ちコラム
ご存じですか?エアコンには点検義務があるんですhttps://www.daikincc.com/fcs/topics/06/
知らないとまずい!業務用エアコンの法令点検の重要性 https://www.daikincc.com/fcs/topics/11/
フロン漏洩点検パンフレット(一社 日本冷凍空調工業会)https://www.jarac.or.jp/images/freon/gimudesu.pdf
フロン排出抑制法ポータルサイトより図をお借りしました。